20XX年。

スマートフォンの普及によりSNS利用者が増加、 VRの登場により若者の交流場は現実から「ネット世界」へと変わっていった。
結婚率は年々低下…世界各地で少子化が嘆かれた。
そんな時、「ネット上で出会い恋人関係を築くネット恋愛」に目をつけた 少子化対策チームは、とある一大プロジェクトを起ち上げた。

婚活マッチングSNS【カララブ】

ユーザーが用意したアバターでログインすると 「ラブマッチング」機能が自動的に申請、 同じように申請したユーザーとランダムでマッチング…
アバター同士で性行為に及ぶのだ。

俺はただのユーザーの1人だった。
あの日、予期せぬバグに襲われて 女性の快感を知るまでは…――

2000年代に入り減少を続けていた人類。
とくに女性の減少は著しく、やがて世界には男だけが取り残された。
女性を生み出す研究は次々と失敗したものの、
思いがけない研究が成果を出した。

女性を男性に変異させる【女性化】である。

女性化した者は【救世主】と呼ばれ各市区町村で子作りに励む。
俺が配属されたのは、とある学校だった。
女の快感に酔いしれたのも束の間、 男子生徒たちは初めて見る女体に容赦なく性欲をぶつけてくる！

「元男なのに」という気持ちが拭えないままの俺の元へやってきた、後輩救世主。
俺と同じ境遇のはずの彼女の登場により、 俺の救世主人生は大きく変わって行くのだった。

20XX年、この美しい星地球から――女性が消えた。

2000年代に入り人口の減少は著しく、特に女性ばかりが減っていった。
やがて世界から女性は1人もいなくなり、取り残された残された男たちは女性を作りだそうと研究に励んだ。
いよいよ人類も滅亡かと思われたそんな時、希望の光が差し込んだ。
研究の結果、生まれ持った遺伝子と適齢期さえ重なれば、一部の男性を女性に変えることができると分かったのだ。

こうして国は一部の男性を女性化することで【救世主】と呼び、各市区町村に配属した。
配属された地区の住民はいつでも救世主と性交渉に及ぶことができ、また救世主には性交渉を拒む権利がない。

これが女体化救世主プロジェクトである。

主人公である鏡紀彰の学校へと赴任してきた幼馴染であり、紀彰の思い人の乙女巴。
紀彰はいつも授業中に巴のナイスバディで、エッチな妄想をしていた。

そんなある日、親友である朋枝一樹に「お前が先生と入れ替わったら毎日ヤレるのに」と談笑しながら帰ろうとした時、 階段から落ちてきた巴と一樹が衝突してしまう。
二人は病院に運ばれるも翌日に巴の後ろ姿を見つけ、紀彰は追いかける。
すると彼女の口からなんと二人のトモエが入れ替わった事を激白された。
そして、快楽を与えると二人が戻る事を知る。

当然、朋枝一樹の中にいる巴は納得しないが、 それしか手段がない事を知ると自ら処女を散らすと宣言し、紀彰と共に性行為に興じるのであった！

近年突如として男性が女性に変わる突然変異が多発。
数カ月後には男性に戻っていたものの、日常生活への多大な影響を鑑み 国を挙げて調査が行われた。
その結果とある花が原因だと判明した。
花の花粉によって女性化してしまう、一種の花粉症だったのだ。
政府はこの花を「女性花」と名付け、立ち入り禁止区域外で見つけた場合は 決して近付かないようにと注意喚起した。

ある日女性花によって女性化してしまった俺は、自他共に認めるスマホ依存症。
女性化したことを写真つきでネットに上げると大反響。ネットでちょっとした有名人になった。

イイネにより満たされる承認欲求。その快感を覚えてしまった俺の行動は 徐々にエスカレートしていくのだった…―